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原油情報

原油情報 2018年4月10日〜4月16日

 

原油情報 2018年4月16日

週末13日の原油相場は上昇。先行きの需給改善見通しを背景に買いが先行した。WTI期近5月限は一時67.76ドルまで上昇し、期近ベースとしては2014年12月以来の高値を付けた。

国際エネルギー機関(IEA)はこの日、4月の月例報告を公表した。このなかで、石油輸出国機構(OPEC)加盟国および非加盟国の協調減産により、原油在庫の減少ペースが加速していることが示された。前日のOPEC月報においても同様の内容が示され、かつ前日にOPECのバルキンド事務局長が過剰在庫は9月までに解消するとの見解を示している。協調減産を2019年も継続するとの見通しを示しており、需給改善が進むとの見方が広がった。また、シリア情勢への警戒感は和らいだとはいえ依然として軍事行動に踏み切る可能性が燻っており、中東の地政学的リスクへの警戒も買いを誘った。これらを背景に買いが先行、時間外取引で一時67.76ドルまで値を上げた。

直近高値を更新したが、上値は重かった。米石油サービス大手ベーカー・ヒューズが公表したリグ稼働数が、前週に続いて増加した。また、米株式市場が軟化したため、リスク選好度はやや削がれた格好。週末を控えていることもあり、目先の利益を確定する動きも上値を抑えた。

(提供元:CREEX

原油情報 2018年4月13日

12日の原油相場は期近高期先安。直近の上昇に対する反動から利食い売りが先行したが、中東の地政学的リスクに対する警戒は根強く、神経質な展開から買いが優勢となり、プラスサイドに切り返した。

前日、年初来高値66.66ドルを上抜くと買いに弾みが付き、WTI期近5月限は一時67.45ドルまで上昇、期近ベースとしては2014年12月以来の高値を付けた。その直後ということもあり、一旦利益を確定する動きが強まり、利食い売りが先行した。また、トランプ米大統領がこの日、シリアに対する軍事攻撃の可能性について、すぐかもしれないしすぐではないかもしれないとツイート。これを切欠に緊張が緩和、売りを誘う格好となり、一時66ドルちょうどまで値を下げた。このほかドルが対ユーロで上昇したことも圧迫要因となった。

しかし、懸念は和らいだとはいえシリア情勢の緊迫化は解消されていない。米国のイランの核合意離脱の可能性もあり、依然として根強い警戒感が残っている。イエメンとサウジアラビアの問題も燻っており、中東の地政学的リスクへの懸念が下値を支えた。また、石油輸出国機構(OPEC)がこの日に発表した月報で、OPECの産油量の減少や経済協力開発機構(OECD)在庫が5年平均に近づいたことが示されたことも好材料となり、需給改善を見込んだ買いが期近中心に集まった。下げ幅を縮小する動きへと転じ、プラスサイドに切り返して取引を終えている。

(提供元:CREEX

原油情報 2018年4月12日

11日の原油相場は続伸。中東情勢の緊張を背景に買いが先行した。WTI期近5月限は一時67.45ドルまで上昇した。3営業日続伸。

シリア情勢の緊迫化を受け、中東の原油供給が停滞することを警戒した買いが集まった。化学兵器使用の疑いがあるシリアに対し、トランプ政権は同国への軍事介入の可能性を示唆した。シリアのアサド政権を支援しているロシアに対しても、トランプ米大統領は牽制する発言をしている。シリア周辺の中東産油国からの原油供給が停滞するリスクが懸念され、原油相場は買いが先行した。また、イエメンからサウジアラビアに弾道ミサイルが撃ち込まれたとの報もあり、中東の地政学的リスクは一段と高まり、相場を大きく押し上げた。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油統計は総じて弱気な内容、また米株式市場も反落したが、この影響は一時的で中東の緊張を背景に値を上げる展開となった。年初来高値66.66を上抜いたことで逆指値の買いを巻き込み、上げ足を速めた。売り方の損失確定の買戻し(踏み)に加え、買い方の強気の買い乗せもあったとみられる。急速に値を伸ばし、一時67.45ドルまで値位置を切り上げた。終盤は上げ幅を縮小したが、終日買い気が強かった印象を受ける。内部要因主導で上昇した感も否めず、買いに一服感が出始めると、弱気な米国需給要因を背景とした売り物に押される可能性がある点には注意が必要である。

(提供元:CREEX

原油情報 2018年4月11日

10日の原油相場は大幅続伸。米中貿易摩擦激化への警戒が和らぎ、リスク選好度が高まったことで買いが先行した。また、シリア情勢の緊迫化も相場を押し上げた。

中国の習近平国家主席はこの日のアジアフォーラムの演説で、対外開放拡大を強調、自動車を含む一部製品の輸入関税引き下げ方針を表明した。激化する米国との貿易摩擦の鎮静化を図るべく融和的姿勢を示したことで、投資家心理が大きく改善、リスク選好ムードが急速に広がり、株式市場の大幅上昇に連れる格好で原油相場も買いが膨らんだ。
シリア情勢が緊迫していることも買い材料視された。化学兵器使用への疑惑が高まっているアサド政権に対し、トランプ政権は軍事的対応を検討していると伝わった。シリアは原油需給に直接的な影響はないが、周辺の産油国を巻き込み、原油供給停滞につながりかねないとの懸念が強まった。米国のイラン核合意離脱への警戒もあり、中東の地政学的リスクが高まっている。

このほか、米エネルギー情報局(EIA)が発表した4月の短期エネルギー見通しで、世界石油需要見通しや原油価格見通しが上方修正されたことや、サウジアラビアが減産を維持する方針を示したことも支援材料となり、WTI期近5月限は一時65.86ドルまで急伸する場面も見られた。

なお、引け後に米石油協会(API)が発表した週間石油統計で、原油在庫は前週比175.8万バレル増と事前予想(20万バレル減)に反して増加したが、市場の反応は限られている。

(提供元:CREEX

原油情報 2018年4月10日

週明け9日の原油相場は反発。米中貿易摩擦解消への思惑から買いが先行した。ドル安、株高も支援材料。中東の地政学的リスクも買い材料視された。

報復合戦が続いていたが、米当局者が態度を軟化させたことで、貿易戦争勃発が回避されるとの見方が広がった。過度の警戒感が和らいだことで、リスク選好姿勢が強まり、株価上昇とともに原油にも買いが集まった。

また、外為市場ではドルが対主要通貨で下落し、ドル建てで取引される原油に対し割安感が意識されたことも買いを誘った。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、引き続きユーロ圏の力強い成長を見込んでいるとの見解を示し、ユーロ買いドル売りが先行した。本日、中国の習近平国家主席が演説を行うが、貿易摩擦解消に向かう内容が期待されていることもドル売りにつながった。

このほか中東の地政学的要因も原油相場の上昇をサポートした。シリアでの化学兵器使用疑惑に対し、トランプ米大統領が軍事行動をも辞さないような発言をしており、地政学的リスクが高まっている。シリアのアサド政権を支えるイランに対し、米国は強硬姿勢に出る可能性も。米国の核合意離脱も懸念され、中東産油国をめぐる警戒感から買いが入った。

(提供元:CREEX

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